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今年最後の重要判例 年末になって、
最高裁判所大法廷から大きな判決が届きました。
「女性の6か月の再婚禁止期間」を定めた部分が、
「100日」を超える部分については憲法違反と判断されました。
(詳細は以下のページが詳しいです。NHKがまとめています。)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151216/k10010342831000.html)
従って近々民法が改正されますが、
改正前の現在でも再婚禁止期間は100日まで短縮されて運用されているようです。
もともとこの6か月というのは明治時代に作られた基準で、
「離婚して6か月経っても女性のおなかが大きくならなかったなら、
おなかの中に子供はいないだろうから、その女性が再婚しても、
そのあと生まれた子供の父親が誰かでもめることはないだろう」
という意図で作られたようです。
ただDNA鑑定が可能な現代ではこの規定はそもそも不要ではないか?
ともう2,30年前から言われていまして、
ただ法律の他の決まりとの関係上、
今回は100日を超える範囲が違憲、とされたようですね。
とすると、
そもそも最高裁の違憲判決を待つまでもなく
国会でさっさと民法を変えておけばよかったともいえます(笑)
諸外国の例によると、
同様の法律がある国は多かったものの
立法機関が自主的に法律改正を行った例がほとんどのようですし。
今回の裁判では同時に夫婦同姓を定めた
民法の規定が憲法違反かも争われていたようですが、
こちらは合憲とされたようです。
この問題は日本国民の家族観に関わることですので、
最高裁が強権的に判断・決定して上意下達のように処理するよりは
選挙や国会の議論などによる民主主義のプロセスの中で
変化していくのが望ましいのかなぁ、とも思いました。
しかし最近の最高裁って、
時代遅れと言われているような法律には
けっこうガツガツと違憲判決を出しますね。
というかルール変更を裁判所なんかに頼らず、
時代遅れになった法律は国会で変えれば良いんですけどね。
もしそれがちゃんとできていないとするならば、
日本の民主主義のどこかに機能不全があるのかもしれませんね・・・
さて今日でいよいよ2015年も終わりですね。
皆さまにとって今年はどのような年でしたでしょうか?
私にとっては様々な変化とともに
今後の展望を開くきっかけが得られた年だったと思います。
来年は良い年になりますように、皆さま、良いお年を!
相続法改正の解説について、毎日新聞の取材に協力しました。
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